怪物1年生スラッガーがOPS「4・5」という衝撃の全国デビューを果たした。花巻東(岩手)佐々木麟太郎内野手(1年)が1回の第1打席で、右翼席最前列で弾む先制の高校通算48号ソロ。この日は4打席立ち、1打数1安打(1本塁打)1四球2犠飛3打点の活躍で、チームを神宮初勝利に導いた。

まだ全国1試合目ながら、出塁率は5割、長打率は「40割」という驚きの数字。「1」を超えたら超一流とされるOPS(出塁率+長打率)は、「4・5」になる。

豪快な打撃フォームは中学時代、メジャー歴代最多762本塁打を誇るバリー・ボンズ外野手(ジャイアンツ)のスイングを参考に築きあげたもの。同じ左打者のボンズは2001年にシーズン歴代最多73本塁打を放ち、2004年には同じく歴代最高の出塁率6割9厘マーク。同年のOPS1・421もシーズン記録だ。

花巻東の先輩で、前日に満票でア・リーグMVPを初受賞した大谷翔平投手(27)は今季リーグ2位、シーズン日本人選手最高となるOPS0・965をマークした。