花巻東(東北・岩手)の怪物1年生、佐々木麟太郎内野手が高校通算49号の同点3ランを放った。6-9の8回表2死一、二塁、カウント2-1から4球目、見逃せばボールの128キロ高め直球を振り抜き、右翼席最前列まで運んだ。今大会2号で1度は同点に追いついたが、同裏に1点を勝ち越され、打撃戦に敗れて決勝進出を逃した。

それでも佐々木は3-9の7回2死一、三塁でも左越え2点適時二塁打を放つなど、この日は4打数3安打5打点。今大会3試合で10打数6安打(2本塁打)9打点と評判通りの大暴れだった。

佐々木は「序盤に点差がついたが、自分たちは逆転できると思ってやっていた。9、1、2番と『自分に回す』と言っていただいたので、『俺が打って流れを変えるんだ』とスタンドに運び、同点にできたが、勝てずに悔しいです」と唇をかんだ。