九州国際大付(福岡)の1年生4番・佐倉侠史朗内野手が、センバツで注目スラッガーの先陣を切り大会初日(18日)に登場する。

【センバツ】大阪桐蔭は鳴門、佐々木麟太郎の花巻東は市和歌山/組み合わせ一覧

花巻東・佐々木、広陵・真鍋に先駆けて、北海道王者のクラークが相手の第3試合で甲子園初登場。大舞台へ、佐倉は「(甲子園で)ホームランも打ちたいけど、チャンスで1本打てる信頼される打者になりたい」といい、確実性を上げるために芯で捉えるティー打撃に取り組み、確実性を上げてきた。期待の打撃で上限2万人の観衆を沸かせるつもりだ。

打撃フォームは、西武森とヤクルト村上を動画で参考にして固めてきた。打席に入ると「見栄えと、でかく見せることを考えた」と、森のように重心を落としてバットを頭上に立てる。さらに「体重が乗り、ためて打ちやすい」と、村上のように軸足(左足)にどっしり体重を残してフルスイングで勝負する。筋トレの影響もあり、ベンチプレスは90キロ。「飛距離は誰にも負けない」と自信をのぞかせ、183センチ、106キロからの豪快な打撃が武器だ。

花巻東・佐々木を意識しており「東の佐々木、西の佐倉と言われるようになりたい」。強烈なライバル心を胸に聖地で暴れる。【菊川光一】