センバツ出場が決まっている木更津総合(千葉)が、平塚学園(神奈川)と対戦し、完封負けを喫した。

エース・越井颯一郎投手(2年)が練習試合初先発したが、制球が定まらず。バッテリーミスも重なり、10安打と打ち込まれ5失点。「打者の裏をかく配球ができなかった。バッテリーの話し合いがしっかりできていなかったのが問題」と、反省しきりだった。

秋からの成長も見せた。この冬練習してきたキレのある変化球で、空振りを奪った。「球は悪くなかったと思う。打者の反応はよかった。これから、中西(捕手)としっかり話しあって配球を考えていきたい」と課題を口にした。

敗戦にも好調をアピールしたのは、1年生で4番に座る水野岳斗外野手だ。前日の横浜隼人戦での2安打1打点に続き、逆方向へ2安打とマルチの活躍。「引っ張らずに、いい感じでヒットが打てている。この調子で1試合2本以上打てるように維持していきたい」と笑顔を見せた。

1年生で4番を打つ自信もみなぎる。「昨秋は、自信がありませんでした。でも、今は打撃に自信がついてきた」と笑顔を見せた。そして、最後にあらためて、今大会注目される1年生打者に対し「同じ1年生、負けられない。そういう面でも、センバツでは活躍したい」と、力強く話した。

センバツ初戦では、昨秋の関東大会準優勝の山梨学院(山梨)との対戦が決まっている。関東対決に、越井は「負けたくない」と、力を込めた。練習試合で見つかった課題克服に、全力を注ぎ、勝利につなげる。