第94回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園)に初出場するクラークが9日、愛知県内で大同大大同(愛知)と練習試合を行い、8-1で勝利した。4回から2番手で登板した右のエース辻田旭輝(あさひ、2年)が2回無安打無失点、6者連続三振と快投した。6奪三振のうち直球で4、変化球で2三振。「下半身と上半身の連動が良くなってきた。特に真っすぐがいい。本番に向け、ここから少しずつ調子を上げていきたい」と手応えを口にした。

6日の前橋育英戦では1戦目が4回5奪三振、2戦目で3回5奪三振。3戦計9イニングで16奪三振と好調で、佐々木啓司監督(66)も「肩の力みが抜けてきた。上々だね」とご機嫌だ。左のエース山中麟翔(りんと、2年)も先発し3回1安打無失点7奪三振と順調に仕上がり、18日の初戦、九州国際大付(福岡)戦に向け態勢が整ってきた。