大阪桐蔭は8回にこの試合4本目の本塁打を放ち、今大会チーム11本塁打とし、00年夏に智弁和歌山が記録した甲子園大会最多に並んだ。

準決勝まで7本塁打で迎えた決勝。3回には2本を放って「KKコンビ」のいた84年PL学園(大阪)が記録したセンバツの1大会最多となる7本塁打を38年ぶりに更新した。

 

大阪桐蔭は2-0で迎えた3回。無死一塁で3番・松尾汐恩(しおん)捕手(3年)が近江の先発山田陽翔投手(3年)の初球を豪快に引っ張り、ライナーで左翼ポール際に運んだ。2試合連発でリードを4点に広げ、山田は降板した。

さらに2死走者なしでは、田井志門外野手(3年)が2番手左腕の星野世那投手(3年)からバックスクリーンに本塁打を放った。

6回には2死一、三塁で海老根優大外野手(3年)が左翼に2ランをかけた。

8回には谷口勇人外野手(3年)が満塁本塁打を放った。

84年センバツのPL学園は桑田真澄、清原和博の「KKコンビ」で準優勝。1回戦(対砂川北)で桑田2本、清原1本を含む6本、2回戦(対京都西)で清原2本と2試合で8本塁打を記録した。

今大会の大阪桐蔭は準々決勝で6本、準決勝で1本、決勝で4本と3試合で11本塁打を放った。

 

◆今大会の大阪桐蔭の本塁打

 

1回戦(対鳴門)=0

 

2回戦(対広島商)=不戦勝

準々決勝(対市和歌山)=6

谷口勇人1号ソロ

星子天真1号3ラン

伊藤櫂人1号ソロ

工藤翔斗1号2ラン

伊藤櫂人2号2ラン

海老根優大1号2ラン

 

準決勝(対国学院久我山)=1

松尾汐恩1号2ラン

 

決勝(対近江)=4

松尾汐恩2号2ラン

田井志門1号ソロ

海老根優大2号3ラン

谷口勇人2号満塁