昨年春夏連続で甲子園に出場した東海大菅生が、コールド勝ちで3回戦進出を決めた。その甲子園でも活躍した福原聖矢捕手(3年)が3番打者、そして主将としてチームをけん引した。

打者では1回1死二塁から左前へ先制の適時打。6回にも内野ゴロの間に打点を挙げ、この日2打点をマークした。昨年までの打順は2番が中心だったが「2番の時はランナーの動きをみて考えないといけなかった。3番はランナーを返すことがメイン。自分の好きなように打てます」と、新たな打順に好感触を示した。

捕手では無失点リレーに貢献。エースの鈴木泰成投手(3年)がケガ明けの影響でベンチ外となり大黒柱を欠く中だったが、先発の「背番号13」青柳琉汰投手(3年)からの3投手をしっかりリードした。「(昨年エースの)本田さんや(鈴木)泰成のように、球威がある投手が今は少ない。コースを使って、相手の反応を見ながらリードしました」と工夫をみせた。

▽中日・小山良男スカウト(福原捕手について)「フットワークがいいですよね。下級生の頃に内野をやっていた経験が生きていると思います」