報徳学園が5年ぶりに春の兵庫を制した。

エースの榊原七斗投手(3年)がセンバツ出場の東洋大姫路を完封した。

榊原は初回に自ら先制適時打。左前への詰まった打球だったが、俊足を飛ばして二塁打にした。

8回には代打の岡田光平外野手(3年)が初球をたたいて痛烈な中前打。貴重な追加点を挙げた。

東洋大姫路はエース森健人投手(3年)が投げなかった。内海誠揮(2年)と野々村航(3年)が踏ん張ったが、打線が好左腕を打ち崩せなかった。履正社(大阪)で19年夏の甲子園を制覇した岡田龍生監督(60)は今年4月から母校を率いて、最初の公式戦で準優勝だった。