高校野球長野大会の組み合わせ抽選会が行われた。

7月9日に開幕(試合は10日から)。順調に日程を消化すれば決勝は7月30日に南長野運動公園野球場で行われる。選手宣誓は長野南の細井陸生外野手(3年)に決まった。

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抽選の結果、昨夏覇者・松商学園の初戦は、昨夏決勝戦の再現となる長野日大に決まった。松商学園主将の塩原聖也捕手(3年)は緊張感を漂わせながら、表情も崩さず「去年の試合のことよりかは、絶対に勝つぞという気持ちです。今は目の前の敵を倒すことに集中しています」と言った。

一方、今年こそ雪辱を期したい長野日大主将の青木翔夢内野手(3年)は、ときおり笑顔も浮かべながら「そんな予感もちょっとはしてました。去年のことは関係ありません。1回戦から全力で倒しに行きたいです」と言った。

甲子園出場を懸けた優勝争いは、今春県大会を制した上田西と、同準優勝の篠ノ井を軸に展開されそうだ。上田西は北信越大会で3試合連続2ケタ安打で準優勝しており打力が武器。高梨匠投手(3年)を中心に継投にも粘りを発揮する。ここに4強の岡谷南、伊那北、そして好投手の今野瑠斗(3年)を擁す東京都市大塩尻、さらには昨夏覇者・松商学園、同準V長野日大、佐久長聖などが絡む。