札幌地区で南大会代表5校が決まった。

札幌北が09年以来13年ぶりの南大会切符をつかんだ。札幌琴似工に5-2で勝利。先発2年生左腕の稲原永久(とわ)投手は、9回2安打2失点で完投した。「ほっとしました。8割くらいの今の自分の出来でどう抑えられるかを考えて投げた」と振り返った。

2年前の秋は部員6人だった。単独出場するために3人の助っ人を借りたこともあった。昨春、現在の2年生が10人入部した。稲原は当初テニス部を希望していたが森田有監督(46)に誘われ入部。稲原は「野球をやって正解だった」とかみしめた。

創立120周年の節目の年に南大会出場を決め、森田監督は「こうやってチャンスが来た。道内でも伝統のある学校として、思い切っていきたい」と話した。