尼崎北の好左腕、藤本拓己投手(3年)が初戦で姿を消した。

初回に長短打で1失点。4回に失策が重なり勝ち越しを許し、6回にも連続四球から失点した。本来なら140キロを超える速球が走らなかったが、鋭いスライダーを軸に12三振を奪い、意地を見せた。

エースで4番、主将も務める大黒柱。「硬さがあって、うまく投げられなかった。不完全燃焼です。本当に終わったのか、と。まだあるんじゃないかという感じです。まだまだ体が細いのでしっかり体を鍛えて、必要なスキルを身につけたい」。

スタンドでは複数のスカウトが見守った。現時点で進路はプロよりも大学進学に傾いている。

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