最速147キロ二刀流の夏が終わった。大師先発の沢田寛太投手(3年)は慶応打線に捕まり、6回8安打7失点(自責5)。それでも決め球のフォーク、シンカーを駆使し、6三振を奪った。

打者としても高校最終打席で左前打を放ち、力強く拳を握った。試合後は「悔いよりも、やり切ったという気持ちが強い」と涙は見せなかった。今後は小山内一平監督(49)と相談の上、プロ志望届を提出する予定だ。