星槎国際湘南(神奈川)・矢ケ崎亮太投手(3年)が5安打8奪三振完封の好投を見せた。武相打線に対して「積極的に打ってくるので、フォームの緩急を気を付けました」。直球とスライダーのコンビネーションに加え、投球モーションでもタイミングをずらして詰まらせ、フライアウトを量産。チームを4回戦に導いた。

低めに集めて打ち取るスタイルは、西武高橋を参考にしている。8三振も「打たせて取る意識の中で、結果的に取れた」とおごらない。相手4番の竹井颯大内野手(3年)には昨春、緩い球を本塁打されたが、この日はクリーンアップを無安打に封じた。

投手3本柱で臨む今夏、背番号1の完投で他の投手陣を休ませることができた。今後は試合日程が詰まってくるが、土屋恵三郎監督(68)は「うちはピッチャー(の数が)いるんでね。楽しみ」と歓迎した。