昨夏の西東京王者の東海大菅生が、主将の福原聖矢捕手(3年)の活躍で4強入りを決めた。

今月8日に右足を捻挫し、欠場が続いていたが、準々決勝で今夏初出場。1回1死一塁で、今大会19イニング連続無失点中の早実・倉光条投手(3年)から、左中間へ適時二塁打を放ち、復帰初打席で結果を残した。

2-1で迎えた5回表には、レフトスタンドへソロ本塁打。「風もあったので、打った瞬間入ると思った」。8回表にも走者一掃の適時二塁打を放ち、3安打5打点と大暴れした。

捕手としても、先発の背番号11右腕・日當直喜投手(2年)と、6回からリリーフしたエース右腕・鈴木泰成投手(3年)を好リード。早実打線を6安打1失点に抑えた。

試合後は「(今大会の)前半は出られなかった分、後半は思い切りいきたいと思っていた。こういう結果になって、本当に良かった」と振り返った。そのうえで、「自分がいない間はキャッチャーの宮本泰志(3年)が頑張ってくれたので、仲間に感謝したい」と、チームメートへの思いを口にした。

勝利した東海大菅生は、29日午後0時30分に神宮球場で、国士舘との準決勝に臨む。対戦する国士舘は、準々決勝でセンバツ4強の国学院久我山を17安打の猛攻で8-2で下している。