3年ぶり10度目の夏の甲子園出場を決めた山梨学院は28日、甲子園大会のベンチ入りメンバー18人を発表した。
午後4時、選手全員を前にして吉田洸二監督(53)は淡々と18人を背番号順に呼び上げた。驚きだったのはこれまでのエースだった榎谷礼央投手(3年)に代わり、夏の大会で急成長した山田悠希(はるき)投手(3年)が背番号1に、榎谷は山田がつけていた背番号10になった。
吉田監督は「駿台甲府戦(準々決勝)、東海大甲府戦(準決勝)でのベンチでの榎谷の様子を見て、決めました。ベンチでうつむいている姿がエースとしての不安を感じさせた。山田は失うものがない、たたき上げの強さがある」と、両投手の気質の違いを説明した。感情をあまり表に出さないタイプの山田は「うれしい気持ちはあります。どうして自分が1番なんだろうとは思います。榎谷の調子が良くなかったからだと思います」と、とつとつと語った。
ベンチ入りメンバーは下記の通り
1=山田悠希投手(3年)
2=佐中大輝捕手(2年)
3=高橋海翔内野手(2年)
4=鈴木斗偉内野手(3年)
5=相沢秀光内野手(3年)
6=進藤天内野手(2年)
7=渋谷剛生外野手(3年)
8=岩田悠聖外野手(3年)
9=星野泰輝外野手(2年)
10=榎谷礼央投手(3年)
11=川口龍己投手(3年)
12=山本和輝捕手(3年)
13=岳原陵河外野手(2年)
14=伊藤光輝内野手(2年)
15=山王晃成投手(3年)
16=張本哲志外野手(3年)
17=手島碧斗外野手(3年)
18=木村光志投手(3年)