昨春選抜大会王者の開志学園(新潟)が横浜隼人に敗れた。勝利目前で惜しくも追い付かれ、準優勝に終わった。

頂点を懸けた戦いは7回でも決着がつかず、延長戦に持ち込まれた。開志学園は初回に先制を許すも、その裏に中谷日菜香外野手の2点適時打で逆転に成功。その後は成沢実優投手、小西咲里投手が好投したが、最終7回2死二塁の場面で右前打を許し、同点に追いつかれた。タイブレークとなった10回に惜しくも失点。優勝にはあと1歩届かなかった。

開志学園は今回が初めての決勝。7イニング制の女子高校野球で、10イニングにわたる熱戦を最後まで笑顔で戦い抜いた。創部10年目にして初めてつかんだ甲子園への切符。惜しくも優勝できなかったが、夏の大会では過去最高となる全国準優勝を果たした。