二松学舎大付(東東京)が地元兵庫代表の社(やしろ)を振り切り、接戦を制した。春夏通算10勝目を挙げ、昨夏に続き16強入りを決めた。

9回は球場全体から社への拍手が送られ、完全アウェーの中で、2番手の重川創思投手(2年)が2死満塁のピンチを左飛で抑え、試合終了。

先輩たちが超えられなかった2勝目の壁を、やっと破った。夏の甲子園では過去4回、初戦は勝利するも2戦目ですべて敗退。2戦目のジンクスを破った。市原勝人監督(57)は「先輩を超えてくれたということでは、新しい歴史をつくってくれてうれしい」と話した。

3回、打線がつながった。連打で3点を先制し、さらに2死、カウント1-2から1年生4番の片井海斗内野手が137キロ直球をとらえ、左中間スタンドまで運んだ。甲子園初安打が、ソロ本塁打となり「本当にうれしいです。今までで一番いい感触で打てたのでよかったです」と話した。

 

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