二松学舎大付(東東京)が大阪桐蔭に屈し、8強の壁を破れなかった。夏の甲子園では5度目の3回戦だったが、またも敗退。これで、夏の甲子園は2年連続で関東1都6県から1校も8強に残れなかった。

9回1死一、二塁で代打で投ゴロを放った小林幸男主将(3年)は「最初は大阪桐蔭さんのプレッシャーがすごくて、押されていた部分があったけど、後半、監督さんの『楽しんでやっていこう』という話で、最後の方は楽しむことができました」と話した。

今夏初先発の二刀流右腕、大矢青葉投手(2年)は、押切康太郎捕手との2年生バッテリーで大阪桐蔭に立ち向かった。

100キロ台のカーブを効果的に使うなど緩急をつけた投球をみせたが、3回2/3を被安打5の4失点(自責2)で降板。大矢は「普段と違う迫力があって、普段の投球ができないというか、場にのまれてしまった」と振り返った。

1年生「4番」の片井海斗内野手は、存在感を見せた。4回1死、フルカウントから大阪桐蔭・川原嗣貴投手(3年)の146キロ直球を逆方向へはじき返す右前打。試合後は涙が止まらず「悔しい気持ちが大きいです。先輩たちに支えられてここまで来られたので、感謝しかないです」と話した。

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