札幌地区で開幕し、6試合が行われた。2年連続の秋全道出場を狙う立命館慶祥は札幌稲雲を10-0の6回コールドで下し、初戦を突破した。2年ぶりに復帰した横山蔵人監督(61)が前回指導時に命名した「キタキツネ打線」が6安打8盗塁と機動力を発揮し、勝利をたぐり寄せた。

指揮官として復帰し2年ぶりの公式戦で勝利した横山監督は試合後、笑みが絶えなかった。「気持ちよかったですね。なんとか1勝できてほっとしている」。7番石山玄真遊撃手(2年)がチーム最多の3盗塁を成功させるなど、5人で8盗塁を記録。10-0の6回コールド快勝だった。

7月下旬、名付け親でもある横山監督の復帰とともに復活した「キタキツネ打線」が勝利を呼び込んだ。「(日本ハム)ファイターズも今、キツネダンスをやっているので。(試合で)キツネポーズをやろうと」と同監督は言う。選手が安打を放って出塁すると、塁上でベンチに向かってガッツポーズ代わりにキツネポーズをとることを習慣にした。勝見将主将(2年)は「最初は恥ずかしいなと思ったが、チーム全体で戦っているという気持ちを常に忘れずにやることができる」と浸透している。

横山監督は01年春の全道大会4強進出時、14年に閉校した駒大岩見沢の愛称だった「ヒグマ打線」などにあやかり自ら打線に名をつけていたことを思い出した。「私たちは機動力もある。打って走って点を取りましょうと。それでキタキツネ打線」。もくろみ通り新チーム初の公式戦でしっかりと選手たちが機能した。

チームは2年連続の秋全道進出を目指し、2回戦で石狩南と対戦する。横山監督は「1戦1戦明るく元気に一生懸命」と口にする。勝見主将は「次の試合も初戦の気持ちで、全員で気持ちを入れてやっていきたい」と意気込んだ。【山崎純一】