【サラソタ(米フロリダ州)18日(日本時間19日)=四竈衛】苦戦続きだった日本が3位決定戦で韓国に快勝し、銅メダルを獲得した。
前夜からの継続試合では米国に逆転サヨナラ負けを喫したものの、韓国戦では投打がかみ合った会心の試合運びでメダルを死守した。
初回に先制し、2回には打者10人の猛攻で一挙5点を追加した。2番手で登板したスーパーラウンドで封じられた韓国の101マイル右腕キム・ソヒョン投手を攻略。大阪桐蔭・松尾汐恩捕手(3年)の2点適時打などで3点を奪い、リベンジを果たした。3安打2打点と活躍した松尾は「最後にみんなといい野球ができたのは、一番うれしい。今日は最高のゲーム。最高の仲間と一緒にできて感謝しかありません」と振り返った。主将の近江・山田陽翔投手(3年)もメダルを獲得したことに「すごくいい経験になったと思いますし、これを次のステージに生かしていきたい。心強い仲間なので、これからもまた機会があれば一緒にやっていきたいです」と、チームのまとめ役としてホッとした表情を浮かべた。
チームを率いた馬淵史郎監督(66=明徳義塾)は「子供たちがよく頑張ってくれた。メダルがなかったら帰れんと思っていたんで」と、2大会ぶりのメダルにホッとした表情だった。
◆ベストナイン 日本からは救援投手として大阪桐蔭・川原嗣貴投手(3年)が、捕手で大阪桐蔭・松尾汐恩捕手(3年)が、ベストナインにあたる「オールワールドチーム」に選ばれた。
<日本スタメン>
1(左)浅野翔吾(高松商)
2(右)黒田義信(九州国際大付)
3(捕)松尾汐恩(大阪桐蔭)
4(一)内海優太(広陵)
5(指)渡部海(智弁和歌山)
6(遊)光弘帆高(履正社)
7(三)伊藤櫂人(大阪桐蔭)
8(二)藤森康淳(天理)
9(中)海老根優大(大阪桐蔭)
P生盛亜勇太(興南)