旭川や空知など8地区で代表決定戦が行われ、全道出場20校が出そろった。空知地区は滝川が滝川西を7-4で下し、33年ぶり6度目の全道出場を決めた。全道大会は21日に札幌市内で抽選会が行われ、30日に札幌円山と札幌麻生で開幕する。
リードオフマンが試合の流れを引き寄せた。1番三塁で先発出場した遠藤聖心(せいご、1年)は、1点を追う初回の第1打席で内野安打で出塁し同点のホームを踏んだ。「1本打てて緊張がほぐれた」と、第2打席では内角低めのスライダーを捉えた。長い滞空時間で左翼席に飛び込んだ打球は「人生初アーチ」。行方を見届けると、三塁ベースを蹴った直後にガッツポーズで喜びをかみしめた。「入るとは思わなかった。自分でもびっくり」と笑顔を見せた。
今大会までにチームで取り組んできたトレーニングの成果だ。1日の素振りを100回以上増やし、整地作業に使うれいきを使った素振りを30回、練習のたびに行い、スイング軌道の修正や打力アップを図った。遠藤は「ヘッドが下がる癖がなくなり、球にうまく体重を乗せることができるようになった。この素振りが本塁打につながったと思う」と納得の表情を見せた。
登録18人中1年生が15人を占める若いチームが、全道大会では強豪を破っての上位進出を目指す。畑瀬善信監督(47)は「33年ぶりの出場だけど、初のようなもの。強豪校にどうやったら勝てるかをしっかり考えて、1つでも多く勝ちたい」と意気込む。6回に救援した右腕の岡村尚哉(2年)は「1年生も試合経験を積んで成長してきていて、チームとしての一体感は高まっている。全員で戦って初戦を突破したい」と力強く語った。【石井翔太】

