滝川二は、9月中旬に最速148キロを計測した来秋ドラフト1位候補の坂井陽翔投手(2年)が鮮やかなロングリリーフで神戸学院大付を下し、8強に進出した。

逆転直後の5回から登板。2死一、二塁のピンチでも外角速球で二ゴロに詰まらせた。この日も140キロを超え、5回1失点と粘って逃げ切った。かねてスカウトに「2年の秋の時点でこの内容なら1年後が楽しみ」と評された。大会直前にハラスメントで前監督が解任された窮地をはね返し、エース中心に快進撃を続ける。