学校法人稲置学園は28日、星稜中(石川)において校内試験問題の漏えいがあったことを公表した。同校の教諭が昨年5月に実施した校内試験の問題と解答を事前に写真で撮影し、データを一部生徒にSNSで送信したもの。今年6月11日に受理した通報に基づいて同教諭に確認し、事実が判明した。

同校は文書で「日常的に教員等に対する守秘義務の周知を行い、施錠可能な場所に文書保管するなど厳重な措置を講じてまいりました。しかしながら、当時、同教諭は当該試験問題の作成担当者であり、一部の生徒に漏らすことを目的とした同教諭の故意による漏えい行為であったことから、当該試験問題作成に携わった他の教諭をはじめ、管理監督責任者は当該行為を当時発見することができませんでした」と説明した。6月13日に設置した調査委員会で調査をさらに進め、全容が明らかになったという。

同校は調査委員会の調査結果を踏まえ、同教諭に懲戒処分を行っている。また同校は「義務教育学校である中学校において発生したものであり」とし「個人情報保護等の観点から公表を控えておりました」と説明した。一部報道で明らかになったため「事実関係をお伝えする必要があると判断した」としている。また、公平性を期すべき試験において教諭による漏えいが行われたことに関して同校は保護者に説明する会などは開いていないとしている。