山梨学院(山梨1位)の背番号10の右腕、林謙吾投手(2年)が好投し、成田(千葉2位)から白星を挙げた。

林は、ストライク先行のテンポのいい投球で6回1死までノーヒットに抑えた。

判定が覆ったイレギュラーな場面にも、対応した。7回2死から、1度は振り逃げ(三振)で3アウトと判定されたが、その後審判団が協議しファウルに訂正。1度ベンチに下がった林は再びマウンドに上がり、フルカウントから131キロ直球を「うおりゃー!」と投げ込んで3アウト目を奪った。

7回0/3を被安打2の4奪三振、78球だった。打撃でも、2回1死三塁で先制の左前適時打を放った。「自分のテンポで投げ込むことを意識しました。勝負どころで声を出すのもリズムの1つ。(ノーヒットノーランは)そこはあんまり意識はしていませんでした」と振り返った。

小学生時代には、ジャイアンツジュニアでプレー。清原和博氏(55)の次男・勝児(かつじ)内野手(1年)が元チームメートで、両チームが順当に勝ち上がると決勝でぶつかる。「清原くんと対戦出来るように勝ち上がりたい」と話した。