広陵(広島1位)が光(山口3位)を下して、秋季中国大会を制した。広陵は2年連続で明治神宮大会に出場する。

13安打13得点と猛打で圧倒した。3回2死二塁から谷本颯太内野手(2年)の中前打で二塁走者が生還して先制。5回には田上夏衣外野手(2年)がソロ本塁打に加えて3点適時三塁打と、いずれも得点に結びつけた。この回10得点を奪って一気に突き放した。

先発の倉重聡投手(2年)は6回2安打無失点。その後は継投で相手打線を3安打無得点に抑え込んだ。

中井哲之監督(60)は「すごく選手たちも緊張していたんですが、先取点が取れて、のびのびと自分たちの野球ができた。誰か1人が打ってくれると、のっていくチーム。県大会、中国大会と誰かが出なくて。今日は田上がよく頑張ってくれた」と、3安打1本塁打5打点の1番田上をたたえた。

広陵の明治神宮大会初戦は19日で、東京地区代表と対戦する。

昨年の神宮大会は決勝で大阪桐蔭に敗れて準優勝だった。主将の小林隼翔内野手(2年)は「この大会(中国大会)は、自分たちらしくない、よくないミスが出てしまった。そこを1つずつつぶしていって、神宮大会で優勝できるように頑張っていきたい」と誓った。