広陵（中国・広島）がボンズこと真鍋慧内野手（2年）の特大弾などで、2年連続の明治神宮大会4強入りを決めた。
3回に相手失策で先制点を挙げると、4回には無死二、三塁から7番浜本遥大外野手（1年）が適時打を放つなど4点を追加。7回には真鍋に2年連続の神宮弾となるソロ本塁打が飛び出して突き放した。真鍋は右翼席中段に飛び込む1発を「真っすぐをしっかりと張って、甘い球が来たら打ってやろうという気持ちで打席に入りました。狙った球が一発で仕留められたので、とても良かった」と振り返った。
先発の倉重聡投手（2年）は6回に2ランを被弾するが、許した失点はその2点のみ。真鍋も「同学年の倉重が守備からリズムを作って、その流れで攻撃ができた。すごく頼りにしている」と流れを呼び込む投球で、8回を投げて5安打2失点と好投した。9回は高尾響投手（1年）と横川倖投手（2年）の2人が登板して逃げ切った。
神宮大会に出ない場合は関東方面に修学旅行の予定だったが、中国大会で優勝して明治神宮大会に出場が決まった。真鍋は「ディズニーはいつでも行けるけど、神宮大会は2回しか行けない」と前向き。自らのバットで自身2度目の神宮大会の初戦を勝利に導いた。
これで2年連続の神宮4強入りを決めた。昨年の明治神宮大会決勝では大阪桐蔭に7－11で敗れて準優勝。真鍋は「まだまだチームとしてはエラーだったり失点が多い。一戦必勝で優勝目指して頑張っていきたい」と力強く話した。
