2年連続出場のクラーク(北海道)は昨年覇者の強豪大阪桐蔭(近畿=大阪)に6回コールドで敗れた。

先発した主将兼エース右腕の新岡歩輝投手(2年)は初回、先頭打者の小川に二塁打を打たれると、1死三塁から3番徳丸に中前適時打を打たれて先制点を献上した。

2回2死一、三塁では、1番小川の放ったゴロを山田陽紫三塁手(2年)が適時失策。続く2番山田に適時打、3番徳丸には2点適時打を打たれ、この回一挙に4点を与えた。三塁手の山田はこの試合3失策を記録し、途中交代と課題を残した。

打線は10点を追う4回1死一、二塁で5番麻原草太捕手(2年)が左翼線に2点適時二塁打を放って反撃。しかしその後、相手投手を打ち崩すことはできなかった。

佐々木啓司監督(66)は試合後の第一声で「やっぱりね、エラーじゃ野球は勝てない」と口にし「もう少しイニングを積みたかった」と振り返った。

新岡主将は「みんないい経験ができたと思う。ここで全国という舞台を味わえて、大阪桐蔭という相手とできたのはよかった。次の(来年)センバツに向けて、もっと楽に試合運びをできるように、日頃から緊張感をもって練習をしていきたい」と引き締めた。

◆佐々木啓司(ささき・けいじ)1956年(昭31)2月7日生まれ、北海道出身。駒大では準硬式でプレー。卒業後、母校の駒大岩見沢監督に就任し、「ヒグマ打線」で83年センバツ8強、93年センバツ4強。08年に同校監督を退任し、14年からクラーク監督。2校で甲子園通算13回出場(7勝13敗)。佐々木達也野球部長は次男。主な教え子は本間満内野手(元ソフトバンク)古谷拓哉投手(元ロッテ)ら。

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