東京運動記者クラブ・アマチュア野球分科会は13日、22年度の表彰を発表した。

分科会賞は、東北勢として甲子園初優勝を飾った仙台育英(宮城)に決定した。

須江航監督(39)は「宮城県のみならず東北6県から多くの祝意をいただき、多くの人たちの夢や、今までチャレンジしてきたこととか自分の人生と重ねて優勝に対して思っていただいたのは改めて感じた。思い出が少なくなった3年間で、取り上げてもらうことで3年間が色濃いものになるので、密みたいな話だったりすると濃密な3年間になってくれている」と話した。

須江監督が甲子園の優勝インタビューで口にした「青春って、すごく密なので」という言葉は、新語・流行語大賞の選考委員特別賞に輝いた。昨年のチームをまとめた佐藤悠斗前主将(3年)は「ああいうことは、日ごろからミーティングで聞いている。いつも話してくれている言葉みたいで、名言感が他の人と比べて僕らはない。ミーティングを聞いたらもっと他に名言があるのかもしれません(笑い)」と明かした。

今春センバツ出場も濃厚で、山田脩也主将(2年)は「2度目の初優勝という目標を掲げている。簡単にはいかないと思うので、1つ1つ丁寧にやりながら、感動を地域の皆さんと分かちあえるように、1日を大切に頑張っていきたい」と話した。