作新学院(栃木)が17年大会以来、6年ぶり11度目となる選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)の切符をつかんだ。

昨秋の関東大会は準々決勝で専大松戸に3-4と接戦で敗れていた。小針崇宏監督(39)は「秋の関東大会で敗戦し、選手たちが流した涙を見て、本当に勝ちたかったんだなと感じた。選ばれる可能性があれば、この日まで頑張ろうという思いで約3カ月間、練習をしてきた。栃木県、関東代表として選んでいただき、うれしい気持ちでいっぱい」と4強入りを逃した中での吉報をかみしめた。

昨夏の栃木大会は国学院栃木に準決勝でサヨナラ負けし、連覇が10で止まっていた。小針監督は「夏の3年生の悔しい思いも含めて、2年生、1年生が活躍してくれればいい」。涙が止まらなかった、悔しい夏を成長の糧にした。6年ぶりの春は、まず1勝を目指す。

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