4季連続甲子園出場を決めた二松学舎大付の選手たちは、OBのカブス鈴木誠也外野手に負けない活躍を誓った。

日本代表としてWBC出場を決めた先輩に、主将の押切康太郎捕手(2年)は「WBCは見ます。誠也さんは母校の先輩で尊敬している。プレーで気持ちは伝わると思う。技術をまねできるぐらいになりたい」と話した。

エースに成長した重川創思投手(2年)は「OBのプロの方の活躍を見ると、自分たちも頑張らなきゃとすごく刺激になっています」と意気込む。冬場は「ロングブルペン」と呼ぶ練習方法に取り組んだ。通常18・44メートルのバッテリー間を、22メートルにして投球練習。「全身を使って投げないと球が落ちる」と下半身を鍛えた。昨夏は130キロ台の中盤だった球速が、130キロ台の後半から140キロ程度まで伸びたという。

市原勝人監督は「この学校の卒業生は野球好きの人が多い。楽しい3月を過ごせるのでないでしょうか」と話す。卒業生にバラ色の3月を届けるべく、甲子園でのキーマンには重川と押切のバッテリーを挙げていた。

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