大分商が3年ぶり7度目のセンバツ出場を決めた。大道蓮主将(2年)は「甲子園に出られることになったので、これからは甲子園で通用する練習にシフトして頑張っていきたいです」と気を引き締めた。秋からはチームで体力強化に励んだ。「筋力トレーニングと食べる量を増やしました」。チーム全体で約3キロのウエートアップに成功。打撃練習で打球に勢いがついた。

グラウンドにはさらに集中して夜間練習できるように、OBでWBC日本代表にも選出された西武源田が贈った夜間照明がある。大道主将は「“源田さんライト”です。あの照明のおかげで、遅くまでボールに集中できるので感謝してます」。昨年12月中旬、母校を訪れた源田は、スポーツドリンクなどの差し入れをし「甲子園では頑張ってほしい、活躍を期待している」とナインに声をかけた。

体重アップでボールの飛距離を伸ばし、「源田さんライト」で集中して夜間も練習。大道主将は「まずは甲子園で1勝していい報告を源田さんにできるように頑張りたいと思います」と勝利を誓った。

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