4月に女子硬式野球部を創部する旭川明成高(北海道)が25日、同校で記者発表を行った。入部予定の新1年生23人とスタッフらが出席し、ユニホームもお披露目された。代表して赤基調のユニホームを着用した渋谷心花(ほのか、札幌札苗中3年)は「1期生なので先輩たちがいないのは不安だけど、自分たちでつくり上げていきたい」と力を込めた。

道内には駒大苫小牧高と札幌新陽高に女子硬式野球部があり、栗山高は現在同好会として活動。同校は4校目のチームになる。札幌日大時代に元ロッテの黒滝将人投手(34)とバッテリーを組んだこともある大場優監督(34)は、3つの理念を掲げた。「エンジョイベースボール」「プレーヤーズファースト」「ワンチーム」。同監督は「3年かけてトップを目指したい」と決意を表明した。

19年に日本ハムファイターズジュニアとして、NPB12球団ジュニアトーナメントに出場した飯泉百華(日高門別中3年)と桜井妃愛(ひめ、札幌元町中3年)も入部する。飯泉は「楽しみです。目標は日本一」。桜井は「ここで日本一が取れたらかっこいい」と意気込む。日本最北の女子硬式野球部がもうすぐスタートを切る。【山崎純一】