最多6度目の優勝を狙う東邦(愛知)が、初戦を突破した。

主将で4番の石川瑛貴(てるき)内野手(3年)が突破口を開いた。4回に中前打で出塁すると、バントでつなぐチームの特色を効果的に使って一挙3得点。4-0とリードを広げた。

起点となった主砲は「序盤だったので、しっかり点数を取りに行くということ。(そこへ向けて)みんな気持ちがひとつになっていたのかなと思う。先頭だったので(塁に)出ることだけ考えてたんですけど、結果的につながって良かった」と振り返った。

優勝した19年春以来4年ぶりに甲子園に帰ってきた。

当時の主将は、現中日の兄昂弥。秋の成績が県大会V、東海大会V、明治神宮大会1回戦と、ここまで同じ道をたどっている。石川は「1戦1戦やって、(兄に)続きたい」とし、優勝へ気持ちを高めた。

次戦は、昨夏8強の高松商(香川)と、第7日第2試合で対戦する。

◆東邦が春57勝目 東邦はセンバツ通算57勝目。トップの中京大中京(58勝)へ1勝差に迫った。

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