広陵(広島)が専大松戸(千葉)に快勝、13年ぶりの4強入りを決めた。センバツは42勝目で5位の龍谷大平安にあと1勝に迫った。

広陵の「ボンズ」こと3番真鍋慧内野手(3年)が4打数3安打2打点と本領を発揮した。1回の第1打席はプロ注目右腕の平野から痛烈な右前安打。2回の第2打席は左中間フェンス直撃の適時二塁打。4回の第3打席では中越え適時二塁打。第4打席は凡退も8回2死二、三塁の第5打席は申告故意四球で一塁に歩いた。今大会は本塁打こそまだ出ていないが3試合で11打数6安打4打点と好調だ。

試合は2回表に1点を先制されたがその裏、打者11人、6安打を集める猛攻で6点を奪い逆転した。4回に2点、終盤にも加点。13安打で9点を奪った。

守っては背番号10の左腕・倉重聡投手(3年)が好投。7回途中まで2失点と先発の役割を果たした。

広陵は明後日31日の準決勝で山梨学院と対戦する。

専大松戸は3連投のエース、平野大地(3年)が2回につかまった。自らの悪送球も絡みまさかの6失点で降板。初の4強入りはならなかった。

◆中井監督が10傑入り 広陵・中井監督が春夏通算37勝目。監督勝利で歴代9位の蔦文也監督(池田)小倉全由監督(関東第一-日大三)に並び、10傑入り。