神戸国際大付の右腕・津嘉山憲志■(■は郎の旧字体)投手(2年)が先発し、6回3安打10奪三振無失点と圧巻の投球。10キロ程度の減量で制球力が上がり、快投につなげた。

初回から奪三振ショーだった。先頭打者を空振り三振に仕留めると、初回の二死から7者連続三振。5回にも2つ三振を奪って、6回を投げきり10個の三振を奪った。「ずっと投げたかった。飢えていた」。ちょうど半年ぶりの公式戦登板で進化した姿を見せた。

冬には10キロほどの減量。100キロ超えだった体重は92キロまで落とした。「下半身を鍛えて、下半身主導のピッチングをしようと思って、お尻周りを鍛えた。手で操作することがなくなるので、肩の負担もなくなるし、コントロールも安定してきた」。この日はアウトコースへの真っすぐで空振りを取ることも増え、本人も手応えをつかんだ様子だった。

ヒントはWBCでも活躍したエンゼルス大谷翔平だった。「大谷選手もWBCで活躍して食事に取り組んでいると聞いた。自分もあの舞台で戦えたらいいなと思った。それだったら食べるだけじゃくて、もっと食事の面で気を付けないと」と減食を決意。毎食1・5キロ食べていた米を800グラムに減らした。さらに、走り込みで動いてキレを出した。

この日は大好きというバッティングでも貢献。3回にチーム初安打を放つと、5回には2死三塁から左越えの適時三塁打が生まれ、「とにかく後につなげようという中で長打が出たので、結構うれしかったですね」と笑顔が弾けた。

少しスリムになった津嘉山が投打に存在感を見せて、県8強入りへと導いた。