横浜隼人がコールドで立花学園を下し、4強進出を決めた。

水谷哲也監督(58)は「粘り強く出来ている。ピッチャーを中心に頼もしい」と選手をたたえた。

初回2死一、三塁から嬉野俊介外野手(3年)の右前適時打で先制。同点で迎えた4回2死二、三塁では林日向外野手(3年)の右前適時打で2点を勝ち越した。6回には打者一巡の5安打5得点でさらに突き放した

先発の石橋飛和投手(3年)は2回まで6安打1失点と打ち込まれるも、3回以降は「ストレートが狙われている感じがあったので、カーブを多くした」と、変化球中心にコースを突く丁寧な投球で立花学園打線を抑えた。公式戦初完投に「最後のアウトはうれしかった。落ち着いて今まで通りいこうと思っていた」と振り返った。

この冬はスピードにこだわってきた。球威を上げるために、セットアップからワインドアップにフォームを変え、体の勢いをつけるよう改善した。その結果、最速は3キロ上がり139キロに。平均球速も約5キロ上がり135キロになった。次戦は5月5日、センバツに出場した慶応と対戦する。「ここまで野手に点を取ってもらって投げやすかった。次は自分が助ける番だという思いで、焦らず投げていきたい」と意気込んだ。