中央学院が千葉日大第一に勝利し、準決勝進出を決めた。

2番手で登板した最速143キロ右腕・村田次朗投手(3年)が試合を作った。3回、先発の颯佐心汰投手(2年)がつかまり、1点差に迫られた直後の無死満塁でマウンドに上がった。「後輩が先発して形を作ってくれた。バックもしっかりしているので味方を信じていつも通り投げようと思った」と落ち着いたバント処理、けん制で走者を次々にアウトにし、追加点を許さずこの回を終えた。その後も直球にスライダーを交えた緩急のある投球で4、5、6回を3者凡退。7回以降は得点圏に走者を出すも要所でギアを上げ、7回4安打無失点5奪三振と好投した。

準決勝で勝てば関東大会(20~23日、27、28日、神奈川)の出場権を得る。相馬幸樹監督(43)も「この大会で成長している」と評価する村田は「相手も強くなってくると思うので、自分のコンディションを整えつつチーム全体で勝てるようにしていきたい」と意気込んだ。