男子硬式野球部の強豪で知られる神戸国際大付(兵庫)に今春、女子硬式野球部が創設された。2年生1人と4月入学の1年生11人で活動をスタートさせている。

兵庫県内では今春の選抜大会で優勝した神戸弘陵と蒼開に次ぐ3校目の女子野球部の誕生となった。

4日、女子選手たちは男子の県大会準決勝に応援に駆けつけた。男子と同じデザインの真新しいユニホームに身を包んで、報徳学園との熱戦に一喜一憂した。

「男子部員と一緒に応援するのは新鮮です」

そう話したのは主将の石田晴菜外野手(2年)だ。中学まではソフトボール選手。高校では野球を希望したが、入学時は野球部がなかった。校外で自主練習を重ね、女子野球部の誕生を1人で待った。創設が正式に決まり、先生らから「ついに始まったな。よかったな」と祝福された。

「女子野球部として甲子園に出場したいし、優勝したい」

男子部員を応援しながら、自らの夢を重ねる。

女子野球部の赤松延浩監督(32)は「『先生、芸人になったほうがええで』と言われるぐらい、部員と指導者がにこやかに練習に取り組んでいる」と部の雰囲気を明かす。

男子部員と女子部員は授業のクラスが分かれており、これまでは接点が少なかった。

「(女子の試合に)今度は男子部員が応援に来てくれたら。男子部員とは同じ練習施設を使うので、互いに応援しあってそれぞれが高め合えたら」

同監督は活気のある交流を期待した。【中島麗】