慶応が横浜隼人に勝利し決勝進出。14年以来9年ぶり8度目の春季関東大会出場を決めた。

2-1で迎えた5回、2本の安打と四球でランナーをため、無死満塁のチャンス。渡辺憩捕手(3年)が「真っすぐに絞っていた」と、狙い通り2ボールから真ん中低めの直球を左翼席へ運んだ。「チャンスで打つしかないという気持ちだった。気持ちよかったです」と振り返った。チームは長打6本を含む11安打で快勝も、森林貴彦監督(49)は「追い込まれたあとのバッティングで低めの変化球でやられるのが多すぎた。今のままではだめ」と課題を挙げた。

守っては先発の鈴木佳門投手(2年)が11安打打たれるも、要所で打たせて取る投球で6回8安打1失点に抑えた。

プロ通算525本塁打を誇る清原和博氏(55)の次男、慶応・清原勝児内野手(2年)は、スタメンではなかったが、1回の表、代打で出場。裏の守りから一塁の守備に就いた。第1打席は四球、第2打席は左飛で第3打席では代打が送られた。