金光大阪が競り勝って準決勝に進んだ。

キャリー・パトリック・波也斗投手(3年)が本調子でないながら2失点完投し、近江(滋賀)の反撃を封じた。京都国際は杉原望来(みらい)投手(3年)の完封で近大付(大阪)を下した。6月3日の準決勝は市和歌山-智弁学園(奈良)、京都国際-金光大阪。

   ◇   ◇   ◇

近江は背番号18の2年生左腕・河越大輝が好救援で接戦に持ち込んだ。逆転されなお3回2死一、二塁で登板。三ゴロに仕留めると、その後も無失点を続けた。「丁寧に低め重視で投げた。緩急のピッチングがよくできていた」と納得。同校OBで2学年上の西武山田陽翔とは中学時代のチームメートだ。河越は「この夏は背番号1をつけたいし、甲子園のマウンドにも立ちたい」。憧れの山田のように聖地での活躍を夢見て、春の経験を夏につなげる。