磐田東は左右の投手2枚看板で初の頂点をつかむ。昨秋から背番号1を背負う技巧派左腕・深田舜(3年)が最後の夏を迎える。抜群の制球力と、切れ味鋭い変化球を武器にチームをけん引。今春は終盤の抑え役でもチームに貢献した。「勝つためには、どんな状況でも与えられた役割をきっちり果たしたい」と胸を張った。
昨秋県大会2回戦の日大三島戦(6●9)で先発するも、四球から集中打を浴び序盤で降板。この悔しさをバネに冬場は徹底した走り込みで下半身を強化し投球に切れ味が増した。6月の練習試合では今春の埼玉県4強・市立川越(6○3)に完投勝利。大会を前に好調ぶりをアピールした。
本格派右腕・寺田光(2年)が存在感を放っている。身長184センチ、体重102キロの恵まれた体格から最速135キロの直球を内外角に投げ分け、今春の西部地区予選・浜松東戦(7○0)では8回参考ながら完全試合を達成。直球を中心に14奪三振を記録した。「体重移動など工夫してもっと球速を上げたい。目標は高3夏までに150キロ」と強調。継投策で先発を務める寺田は「必ず無失点で抑えて先輩(深田)に渡したい」と意気込んだ。
夏の県大会では2年連続で静岡高に敗退。一昨年は準決勝(0●7)、昨年は2回戦(2●8)で涙をのんだ。1年夏からベンチ入りしている深田は「シズコウ(静岡高)にリベンジして初優勝を決めたい」と力を込めた。【山口昌久】
◆寺田光(てらだ・ひかる)2007年(平19)2月28日、磐田市生まれ。小1から新田少年野球団で野球を始め、福田中軟式野球部を経て磐田東高。右投げ右打ち。家族は両親と兄。184センチ、102キロ。血液型O。
◆深田舜(ふかだ・しゅん)2005年(平17)5月13日、袋井市生まれ。小4から袋井東少年野球団で野球を始め、投手として全国大会を経験。袋井中軟式野球部を経て磐田東高。左投げ両打ち。家族は両親と兄。169センチ、69キロ。血液型O。

