ニコニコが止まらなかった。青洲の稲葉朝哉主将(3年)は希望選手12人による抽選で選手宣誓を引き当てた。「ビックリしました。希望していたので、素直にうれしかったです」。席に戻ってからも、選手宣誓のシーンを頭に描くと、ワクワクしてなのか!? 笑顔のまま。「開会式が楽しみで…。期待感があったので、思わず笑顔になってしまいました」。丸刈りのまん丸顔に、笑みがはじけた。

念願の選手宣誓は、チームメートの意見も取り入れながら、宣誓文を作成する。「今年は入場制限がかからない大会ということなので、今まで自分たちが野球をやってきたことへの感謝を伝えたい」と、早くも構想に思いをめぐらせた。

青洲は、増穂商、市川、峡南の3校を再編し20年4月に開校した公立高校。野球部も同年創部。昨年は単独で初出場し3回戦敗退。今春の県大会では8強入りを果たし、急成長中。稲葉は「春の県大会が終わってから、打撃力アップを目標として練習してきました。持ち味とする固い守備力からリズムを作って、練習してきた打撃を発揮していきたいと思います」と、力を込めた。

笑顔の選手宣誓で、勢いに乗り、初の甲子園へ。稲葉主将の強運が導く。