第105回全国高校野球選手権大会(8月6日開幕、甲子園)奈良大会(7月8日開幕)の組み合わせが決まった。

春の近畿王者、智弁学園は香芝と対戦。天理は実力校の奈良大付との注目カードとなった。

【展望】

智弁学園の投打が充実している。近畿を制した春は、1番や主軸に座る松本大輝外野手(3年)が大きな得点源になり、山崎漣音内野手(3年)中山優月内野手(3年)も勝負強さを発揮した。投手陣も藤田健人投手(3年)や中山が1本立ちしている。

追うのは春準Vのライバル天理。昨秋は県予選を圧勝したが、近畿大会はもろさが出た。例年ほど突出した選手がいない分、下林勇希内野手(3年)を中心にすきのない戦いをしたい。初戦の奈良大付戦に勝って波に乗れるか。

高田商も力がある。センス抜群で1年時から活躍する東口虎雅外野手(3年)に注目。投手も多彩だ。センバツはわずかな差で選考漏れ。甲子園への思いは強い。

昨秋、智弁学園に1点差で負けた奈良大付も意地がある。春4強の橿原、御所実もダークホースだ。