第105回全国高校野球選手権京都大会の開会式が8日、京都市のわかさスタジアム京都で行われ、76校73チームの選手が集まった。
5年ぶりに選手宣誓の一番くじを引いた龍谷大平安の主将の山口翔梧内野手(3年)が胸を張った。
「宣誓 私たちは高校野球に飛び込む前から、その凝縮された時間の中で、身体の成長、心の成長、技術の成長、そして自立を目指してきました。今、変革する時代の中でも、野球が教えてくれること、変わらない野球の心、そして感謝の心。この夏、仲間とともにフェアプレーの精神をもち大甲子園を目指すことを誓います」
大仕事を終え「出来栄えは100点です。緊張したら速くなっていくんですけど、監督から『ゆっくり言うように』と言われてきた。監督には『100点の宣誓ができてた』と伝えたい」と話した。
宣誓の文言は監督と一緒に考えた。「コロナ禍であったり、時代がどんどん変わっていっても野球が教えてくれることは変わらない。礼儀だったり、あいさつだったり。監督さんには『人と関わっていく中で社会に出たときに、さすが野球人だなと言われることが野球人の一番の魅力』と言われてきた」と恩師の教えを励みに臨んだ。
宣誓の練習は寮でも行った。「周りに聞かれる中で『速いんちゃうか』とか『もうちょっとゆっくり言ったら』とかって言ってもらった」。
超満員の球場のムードを「思っていたより人が多かった。行進しててやっと夏が始まったな」と振り返った。
原田英彦監督(63)は「70点やな。強弱欲しかったけどあいつらしい。淡々としゃべりよったから、あの子らしい。(文言は)早いこと覚えよって。寮でもみんなの前でやってみたらしっかり覚えてて」と115代主将の宣誓をスタンドから見守った。
5年前に甲子園出場を決めた夏以来の選手宣誓だった。「(5年前の)100回大会はだいぶ僕らも興奮してたけど今日は冷静に。無理もせずできた」。
山口主将は「決勝はこの球場。この球場で優勝するんだと思っています」と胸を張った。【中島麗】

