京都精華学園が、莵道に5回コールドで勝利し、2回戦に駒を進めた。

初回に1点を先制される展開となったが、その裏に打線が爆発。犠飛と内野安打で逆転すると、阪本航洋内野手(3年)が、左越え満塁弾を放った。「高めのストレート。ライナー性の長打を狙った」という打球は、鋭さを保ったままスタンドに吸い込まれた。

4回には、梅村総二郎外野手(3年)がバックスクリーンに運ぶ完璧な3ラン。「打った瞬間わかりました」という手応えの1発で、試合を決めた

12得点での大勝は、8日に41歳の誕生日を迎えた竹内太朗監督へのバースデープレゼントになった。試合の前には「選手たちからもらったんですよ」というノックバットを使って、感謝を込めてノックした。これを受ける選手にも笑みがこぼれ、思いをひとつにしたことが、夏の1勝目につながった。勝った京都精華学園は、13日に東宇治と2回戦を戦う。