昨夏甲子園で東北勢初優勝を果たした仙台育英が、大崎中央に8回コールド勝ち。今春県大会2回戦で7回コールド勝ちした相手に再び快勝し、連覇に好発進した。

試合は1発で動いた。0-0の2回無死、斎藤敏哉内野手(3年)が先制の右越え本塁打を放つと、1点リードの4回1死は、斎藤敏の二塁打から2死三塁とし、相手右腕の暴投で追加点を挙げた。

先発した湯田統真投手(3年)は2点リードの5回1死一、三塁、スクイズで1点差とされたものの、後続を三振で切り抜け、チームメートが同裏に4安打1四球で4得点。6回からは仁田陽翔投手(3年)が2イニング、6点リードの8回は高橋煌稀投手(3年)が無失点に抑え、山田脩也主将(3年)が同裏無死満塁で決勝の右犠飛を放った。

須江航監督(40)は「トーナメント初戦はとても難しい。前半、緊張感があって、生徒本来の力がなかなか出なかったが、1点取られたところから逆に集中力が増して、中盤以降は素晴らしいゲームだった」と振り返った。

3回戦は16日、富谷と対戦する。