1回戦に続くコールド勝ちで、京都精華学園が3回戦に駒を進めた。

脇役が主役に躍り出た。「僕は目立つ選手ではないので」と話す前河功大（まえがわ・こうた）内野手（3年）が、チーム唯一の3安打。5打点の活躍で、勝利の立役者となった。「ランナーをためてくれて、かえすだけだった」と謙虚に話したが、要所で見事な打撃を見せた。

「コンパクトに構えて強い打球で、単打でつなぐこと。それが僕の役割です」というが、1回戦の莵道戦でも、二塁打2本の活躍。順調に勝ち進むチームにおいて、中心的な存在となっている。

3回戦の相手は立命館宇治。「強い相手。まずは自分たちの野球をして、勝ちを目指したいです」。目立たない存在と言いながら、次もヒーローになる可能性は十分にある。