84年以来39年ぶり2度目の夏の甲子園出場を目指す大船渡が、7-0の7回コールドで初戦を突破した。

ロッテ佐々木朗希投手(21)の弟怜希投手(3年)が、「2番中堅」でスタメン出場した。同校OBの兄と同じ背番号1を背負って臨む最後の夏。この日は7回から登板し、1回1安打無失点に抑えた。打っては3打数1安打1四球1得点で勝利に貢献した。「まずは1勝できてホッとした。初戦を落とさないように全員で勝ちきろうという思いだった」と汗をぬぐった。

4回先頭、佐々木怜は1ストライクから中前へ鋭い打球を運び、俊足を飛ばして二塁打を決める。2死一、三塁となり、6番熊谷大我外野手(3年)への2球目で重盗。三走・佐々木怜は「別のところを見ていて」とサインは見ていなかったというが、二塁への送球を見て、「狙える」とわずかに遅れてスタート。クロスプレーとなったが、左手で本塁をさわり、本盗で先制のホームを踏んだ。

佐々木怜は7回から登板し、1安打無失点に抑え、最速を4キロ更新する143キロをマークした。1球スライダーを投げた以外はすべてが直球勝負。投球を振り返り、「球自体はいっていた感じはなかったし、自分の感覚としては良くなかった」と話した。