東京学館新潟は9-8のサヨナラ勝ちで4大会連続の甲子園を狙う日本文理を破り、4年ぶり4強を決めた。9回2死一、三塁で2番・渋川優希中堅手(3年)が左前へのサヨナラ打。渋川は4打数3安打5打点と大暴れし、両校合わせて34安打の乱打戦を打ち勝った。21日は準々決勝2試合があり、準決勝は23日(すべてハードオフ新潟)に行われる。

 

渋川が3時間6分の激闘に終止符を打った。9回裏2死一、三塁、カウント2-2からの5球目。高めに浮いた変化球を見逃さなかった。「当たった瞬間、いい感触だったので、確信した」と言う打球は遊撃手の頭を越え、4大会連続甲子園を狙う日本文理に膝をつかせた。「気持ちを強く持って打席に立てた」。3打席目にも一時、逆転となる2点二塁打を放つなど、この日、3安打5打点で勝利の立役者となった。

両校合わせて34安打の“超”乱打戦だった。そんな展開にも旅川佑介監督(41)は「こういう展開になることはある程度予想していた。まさか19本も打たれるとは思ってなかったが、打線がつながってくれた」と15安打を放った打線をほめた。0-3の2回には151キロ右腕、日本文理先発の高橋を攻略。渋川の同点三塁打を含む4連打で同点に追いつき、2回途中でマウンドから引きずり降ろした。息詰まる展開も、最後には打って、勝った。

準優勝した19年以来、4年ぶりの4強進出。19年の決勝は日本文理に3-12と大敗し、初甲子園には届かなかった。渋川は「新チームになった時から『新時代』を掲げてやってきた。新時代を作るためには甲子園に行くことでしか作れないと思うので、次も勝って、決勝に進めるようにしっかり戦いたい」。県王者を倒した勢いそのままに、あと2勝を取りに行く。【大島享也】