高校歴代最多通算140本塁打を誇る花巻東・佐々木麟太郎内野手(3年)が、スタメン復帰戦でフル出場した。3回戦の水沢商戦は背中の張りでベンチスタートも、この日は「3番一塁」で先発。第1打席は空振り三振、第2打席は一邪飛、第3打席が打撃妨害、第4打席が申告故意四球と2打数無安打1四球と1本が出なかった。佐々木洋監督は「(背中の状態は)万全ではないが、それ以上に(痛みがあった期間は)動けていなかった。体のキレが出てきてなく、ファウルになっているところもある」と評した。
まさかの場面で歩かされた。5-1の6回2死一、二塁。佐々木麟が打席に入ると、相手ベンチから申告故意四球の指示があり、勝負を避けられた。それでも、4番千葉柚樹内野手(3年)が満塁から中前に2点適時打を放ち意地を見せると、続く北條慎治外野手(3年)も2死一、二塁で右翼線へしぶとく運び、コールド勝ちにつなげた。
3回戦ではチャンスの場面で1本が出なかったが、この日は一転。好機を逃さなかった。7安打8得点で勝利を呼び込んだ打線について佐々木監督は「攻撃は徹底できて良かった。麟太郎が調子を戻してくれば、もう少し活発になると思います」と手応えを示した。また佐々木麟のスイングについては「見ての通り鈍いというひと言だけです。ここから上がってきてくれればと思っています」と期待を込めた。

